トリプルバトルでゴチルアントをしようと思って考えた。
[最初に]
トリプルバトルでゴチルアントギミックを決めたくて考えてみた。この記事では考察と案出しについて書く。
[ゴチルアントとは]
特性「なまけ」のアイアントで相手のポケモンに技「なかまづくり」を使用して相手のポケモンを特性「なまけ」にし、そのポケモンを特性「かげふみ」のゴチルゼルで捕まえて相手の行動を阻害していくギミックや、並びのこと。*1
相手が怠けるターンに行動し、相手が怠けないターンに守ることで基本的に相手の技を受けることなく積んだり攻撃したりすることができる。恐らく、シングルバトルで(他ルールに比して)最もよく見かける戦術である。
[目標]
今回は「トリプルバトルでゴチルアントを成功させる」ことが目標である。その成功のラインを設定したい。
軽く考察した結果、「相手3体を同ターンに怠けるように調節し、影踏みでロックする」ことは不可能に近いと判断した。よって、現実的なラインとして「相手2体を同タイミングで怠けるように調節し、影踏みでロックする」ことを目標とする。
[なまけの仕様についていくつか」
怠けるタイミングについて、大切そうなことをいくつか。表現や仕様内容については、基本的にポケモンwikiに準拠している。
なお、第7世代以降の仕様、特に技「さいはい」の絡んだ仕様については言及しない。
特性「なまけ」を持つポケモンは、そのポケモンに独立して設定された変数Xを持つ。Xは1か0の値を持ち、X=0の時は行動できてX=1の時は怠けて行動できない。以下、Xの値が0→1、もしくは1→0に切り替わることを「Xを消費する」と呼ぶことにする。
- 特性「なまけ」のポケモンが場に出る時、X=0に設定される
- 基本的に、行動する毎にXを消費する
- MOVEした時はXを消費しない
- フリーフォールで連れ去られて行動できなかった時はXを消費しない
- 反動で動けないターンはXを消費する
- 怯み、混乱、麻痺によって本来行おうとしていた行動ができなかった時、Xを消費する
- 眠り、凍りによって本来行おうとしていた行動ができなかった時、Xを消費しない
- 技「ねごと」や「ねっとう」などで行動できた時、Xを消費する
- 技「きあいパンチ」の予備動作ではXを消費しない
- X=1であっても予備動作は行い、気合いパンチを行うはずのタイミングで怠ける
- 気合いパンチが失敗した時、Xを消費する
- 基本的に、行動順に関わらず特性を「なまけ」に変更されたターンは行動し、次のターンに怠ける*2
- メガシンカしたターンに、行動する前に特性を「なまけ」に変更された場合はそのターンになまける*3
[相手2体を、怠けるターンを揃えて特性「なまけ」にする方法を考える]
[トリプルバトルでできる主なゴチルアント対策]
- 集中攻撃して早々にアイアントを倒す
- アイアントに挑発する
- アイアントが仲間作りできなければどうしようもない。
- 影踏みで捕まらない
- これはいわゆる滅びパ対策に共通するものである。特性をなまけにされても、一度手持ちに戻せば元の特性に戻る。
- 特性を「なまけ」に変更できないポケモンを出す
- 特性を上書きする
- 味方で味方を倒す
- ゴチルアントを完成させた場合、相手はこちらを倒さずに積もうとするだろう。相手が十分に積む前に味方で味方を倒してゴチルアントを打開できるポケモンを出すのは有効だろう。
- MOVEする
- MOVEすると怠けターンがずれて、同時に怠けていたポケモンがずれて怠けるようにできる。完全な対策とは言えないだろうが、ゴチルアントをしている相手としてはそれなりに面倒なことだろう。
[最後に]
この前置きを前提に、構築を組んでいく。
何か疑問点等ありましたらTwitterまで。